こんにちは。内海です。

今回は、イギリスのBBCが主体となり開発された教育向けの小型コンピューターボード「micro:bit」を使って、私、内海がデスクで抱える問題を解決してみました。

「micro:bit」とは

上記でもちょこっと触れてはいますが、改めて「micro:bit」がどんなものなのかというと

「micro:bit(マイクロビット)」は、イギリスの公共放送局であるBBC(英国放送協会/British Broadcasting Corporation)が中心となって開発した、教育用の小型コンピューターボードです。
2016年、イギリスでは、国内の11 ~ 12歳のこども約100万人に「micro:bit」が無償提供されたことで、世界中から注目を集めました。

教育用というだけあり、「micro:bit」と、それをプログラミングするためのPCまたはスマホさえあれば、「micro:bit」が持つ機能を自由に活用し、簡単にプログラミングを行うことができます。
「micro:bit」が持つ機能としては、「25個のLED」や「プログラム可能な2個のボタン」、「光・温度・動きセンサー」など、小さいボディに反して多くの機能を持っています。

「micro:bit」を取り扱った本も多数出ていて、その中にはこども向けに書かれたものも多くあるので、小さい子でも楽しんでプログラミング学習ができるのではないでしょうか。

作成するもの

今回は「飲みかけペットボトル管理装置」を作成しました。

デスク上の問題は他にも多々あるのですが、長期で悩まされているのは、特にコレです。
忙しくなるとデスクに溜まる飲みかけペットボトルの群れとおさらばしたい。

たちが悪いのは、「飲みかけ」であること。
あと1/3、いや、1/4しか残って無いのになぜか飲み切らない。
そして、なぜ飲み切って無いのに新しいペットボトルを召喚してしまうのでしょうか…

これを繰り返して、忙しい時の私のデスクには、飲みかけペットボトル3~4本が常駐してしまっているわけですが、やっぱりもったいないし、飲みかけだったとしても、もう飲まないならさっさと捨てろって話です。

この「もったいない」と「捨てない」の2つの問題を解決するために、「飲みかけペットボトル管理装置」には、以下のような機能を持たせてみました。

1.コースターにペットボトルが置かれたことを感知
2.ペットボトルが置かれたら24時間カウントダウン スタート
・24からカウントが開始され、同一のペットボトルがコースターに置かれている間、1時間ごとに1ずつカウントダウンされていく
・カウントダウンの様子は、「micro:bit」のLED機能を使い、常に表示されている
3.ペットボトル設置から24時間が経過したら、アラームで教えてくれる
4.ペットボトルを飲みきった、または捨てた場合は、「micro:bit」の【A】ボタンでカウントダウンをリセット

図にすると以下のようになります。

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「micro:bit」プログラムの説明

上記で挙げた機能を「micro:bit」で実装する場合、以下のようなプログラムになりました。

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作成にあたり用意したもの

今回は、ペットボトルが置かれた/置かれていないを判断するために、圧力センサーを利用しました。

  • 「micro:bit」 x1
  • 圧力センサー(FSR406) x1
  • ワニグチクリップコード x2
  • ジャンパーケーブル x2
  • ブレッドボード x1

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完成したもの

プログラミングが完了した装置を、今回はこのようなケースに入れてコースター(仮)として使えるようにしました。

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感想

私は普段の業務で、主に小学生向けのプログラミングワークショップを実施しているのですが、そのワークショップでは、SONYの「MESH™」をプログラミング学習のツールとして利用しています。
逆に言うと、「MESH™」以外でのプログラミングワークショップは、私としてはまだ一度も実施したことがありません。

いま日本では、2020年の小学校プログラミング必修化に伴い、プログラミング教育に対する注目が非常に高くなっています。

プログラミング教育への需要が高まる一方、その需要に応えられるように、私たちのワークショップも日々進化していかなければなりません。
こどもたちに適切な教材で、適切なワークショップを実施していくために、ひとつのプログラミング教材にこだわるのではなく、世の中に出ているいくつものツールを実際に体験し、選択していく必要があります。
そういった経緯から、今回は「micro:bit」に挑戦してみました。

今回は、「micro:bit」に触れてみることを目的としているので、やってみたこととしてはとても簡単なものでしたが、触ってみたからこその発見も多々あり、その中でも、簡単に機能の拡張ができる部分に関しては、とても興味を惹かれました。
今回のように圧力センサーなどの部品と組み合わせて機能を拡張していけば、プログラミングの幅も広がりますし、なにより出来ることが増えていくので、どんどん探求心が出てきて楽しむことができました。

今回の取り組みを通して、これからはこどもたちがプログラミングを学習していく上で、どのように「micro:bit」を活用すればよいかを考えていきたいと思います。