こんにちは、ウツミです。

今回は、弊社の取り組みである、体験を通じて未来のクリエイターを育てるワークショップ「FUTURE FACTORY」の活動の中でできた、組み木のおもちゃ「くみキット」を紹介します。
「FUTURE FACTORY」の活動を知りたい、という方はこちらの記事をご覧ください。 → 未来のクリエイターを育てるワークショップ「FUTURE FACTORY」

「くみキット」とは

「くみキット」は、ワークショップに参加してくれた小学生を対象にしたおみやげとして作られました。

くみキット

見た目はふつうの組み木ですが、「くみキット」は組み木の域を超えた多機能性を持ちます。
この記事では、「くみキット」がどんな経緯ででき上がったのかを書いていきます。

#1 作ることとなったきっかけ

「FUTURE FACTORY」は、とある小学校で1年に4回ほどワークショップを開催しています。

ワークショップとは一過性のもので、特に「FUTURE FACTORY」が行うワークショップは、オープンエンドであり、短期指標では見ず、即時効果は求めない。ワークショップに参加したことがどこかの時点で変化のキッカケとなっていることを目指すものです。
なので、ワークショップが終わったあとも、体験したことを思い出せるようにおみやげがあるといいな、という思いがありました。

普段のワークショップでは、ワークショップの中でこどもたちが作成した成果物を持ち帰られるようにしていますが、年末に行われるワークショップでは、冬休みを使った課外授業として、わたしたちが小学校側に赴いてワークショップを開催するのではなく、ワークショップに参加するこどもたちに弊社まで足を運んでもらっています。
自分がいつも通っている小学校と、電車を使って足を運ぶような場所とでは成果物の持ち帰りやすさがずいぶん変わってくるので、持ち帰れない子も出てくると考えました。それにプラスして、わざわざ足を運んで来てくれたお礼の気持ちも込めて、おみやげを渡そう、となりました。

#2 「おみやげ」を考えるときの決まりごと

おみやげは、「おみやげチーム」というワークショップスタッフ数人で組まれたチームで考えます。
普段の業務の中で、おみやげを作る機会なんてまずないので、ただやみくもにアイデアを出して形にするのでは無くて、自分たちも学びを得られるようなおみやげづくりをしていきたい、と考えました。

去年はレーザーカッターを使って、「木の立体パズル」を作成しています。
去年と今年のおみやげチームメンバーがほとんど異なっていることもあり、今年も業務の中では触れる機会のないレーザーカッターを利用して作ってみたい、と思いました。
もうひとつとして、ただおみやげを作るのではなく、ワークショップの根幹と繋がっているものが良いと考え、その中でワークショップの根幹となる「モノの捉え方・感じ方が変わる(感性や感覚を養う)キッカケを作る」の部分を取り入れることに決めました。

上記をまとめると、おみやげを考えるときの決まりごととして、2つのポイントがあがりました。

  • レーザーカッターを利用して作れるもの
  • ワークショップの根幹のひとつである「モノの捉え方・感じ方が変わる(感性や感覚を養う)キッカケを作る」を取り入れたもの

この2つの決まりごとをベースにして、おみやげを考えていきます。

#3 そもそも、「おみやげ」ってなんだ?

「そもそも、おみやげってなんだ?」なんて、日常生活の中ではあまり浮かばない疑問だと思います。
しかし、これからおみやげを考えていくにあたって、この質問に回答できない自分が果たしていいアイデアを出せるのか、答えは「NO」です。

なので、おみやげの具体的なアイデアを考えていく前に、おみやげの定義付けを行いました。

おみやげとは、体験してきたことを後から “思い出したり振り返る「きっかけ」”

おみやげを見返すことで、もらった経緯から「こんなことを体験したな」「こんな気付きがあったな」と思い出すきっかけになる。

おみやげとは、体験してきたことを家族や友達に “話す「きっかけ」”

自分から「見てみて、おみやげもらったの」と話を振る、家族や友達から「これなに?どこで買ったの?」と質問がでる。おみやげが会話を発生させるきっかけになる。

おみやげとは、一緒に参加した友達と後日おみやげを持ち寄ったり、参加していない友達に体験談を伝える、“交流する「きっかけ」”

後日おみやげを持ち寄って見せ合う・遊ぶ・交換するという場ができ、一緒に体験してきた友達はもちろん、まだ体験していない友達とも会話が発生する、交流するきっかけになる。

この3つが、わたしの「おみやげ定義」です。
気付いたことは、おみやげってきっかけづくりのスペシャリストなんだということ。
これから考えるアイデアは、おみやげが生み出すきっかけを最大限に活かせるものがよいと思いました。

#4 「FUTURE FACTORY」がつくる「おみやげ」

「おみやげ定義」ができたことで、おみやげが持つ本来の意味が分かりました。
次のフェーズでは、「おみやげ定義」を踏まえて、わたしたち「FUTURE FACTORY」がどんなおみやげを作りたいか・こどもたちにあげたいかを具体的に考えてみることにしました。

まずは、【 #3 そもそも、「おみやげ」ってなんだ? 】の末尾で言っている通り、おみやげが生み出す様々なきっかけを活かせる機能を持っていることが重要です。そして、なによりも一番大切なことは、こどもが純粋に喜んでくれるものであることです。
具体的に書き出してみると、以下の内容になりました。

(1) こどもが純粋にうれしいと感じるもの
→ 勉強ツールとか、社名入り文房具とか、大人のエゴ入りおみやげではないもの。

(2) 形がずっと残るもの
→ 体験から時間が経っても、形が残っていれば、いつでも見て・触れることができる。思い出したり振り返る「きっかけ」に繋がる。
→ 使用期限が限られていたり(食べもの、消耗品)、そもそも形がなかったりはNG(おみやげ話とか)。

(3) 友達や家族と交流するためのツールになるもの
→ 体験してきたことを友達や家族に話すきっかけを多く作れる。話す「きっかけ」・交流する「きっかけ」に繋がる。

(4) 単一機能で成り立つものではなく、複数の機能をもったもの
→ 「モノの捉え方・感じ方が変わる(感性や感覚を養う)キッカケを作る」という、「FUTURE FACTORY」の根幹との結び付け。

まとめると、「『FUTURE FACTORY』の根幹と結びつきがあり、おみやげ本来が持つ意味を生かせる機能を持ち、おみやげをもらった人が心から喜んでくれる」おみやげを作ろう、となりました。
ここでわたしは、「おもちゃ」をおみやげにしたら良いのではないか、という考えが浮かびました。
その思い付きを生かし、「おもちゃ」をべースとして、上記の内容を満たせるおみやげを考えていくことにしました。

#5 おみやげづくりの「ルール」

これまでの過程である程度おみやげの輪郭が定まってきたので、このフェーズではこれまでに出てきた条件や要望に+αを加えた内容を「ルール」としてまとめました。
具体的にどこがどのルールとして反映されているかの説明は省略しますが、ほとんどのルールは今までの過程を通じて出た条件や考えが取り入れられています。

おもちゃを考えていくためのルール

(1) 市販のおもちゃと被るのはNG ※ 自分たちなりのアレンジやオリジナリティが欲しい
(2) 壊れやすくないもの、また危険ではないもの
(3) 世代を超えて一緒に遊べるもの
(4) 集めたり、持ち寄ったりして遊べるもの
(5) 遊ぶ場所を選ばず、家でも学校でも外でも遊べるもの
(6) いくつかの機能を持つもの

#5 - 1 「世代を超えたおもちゃ」とは

おもちゃを考えるルールをまとめていた時に、自分の中で「ん?」と感じたものがありました。

世 代 を 超 え た お も ち ゃ ってなんだ?

ここで起きた「ん?」を解消するために、「世代を超えたおもちゃ」を掘り下げて考え、自分なりに具体的な答えを出してみました。
世代を超えて遊ぶためには何をクリアすればよいのか。まず、各世代のおもちゃに対するイメージを考えました。

[ こども ]
近年ではもっぱらスマホやゲーム機でゲーム。屋外で遊ぶことはひと昔前に比べだいぶ減少傾向にある。
ただし、カードゲームや一輪車、けん玉など、昔からある文化的な遊びには多かれ少なかれ知識がある。
また、自分が楽しそう・やりたいと興味を持ったものに関してはチャレンジしてみる好奇心がある。

[ 親 ]
スマホやゲーム機はあまり好まない(ふり幅が大きめ)。
しかし、こどもがやろうと持ち掛けてきた遊びに関してはできるだけ付き合ってくれる。ある程度付き合いはよい。

[ 祖父母 ]
スマホやゲーム機には興味を示さない。そもそも操作の仕方が分からない。
しかし、スマホやゲーム機が全く分からないから、というだけで、孫と一緒に遊びたいという気持ちがある。
自分が知っている遊びに関しては、ちょっと照れながら付き合ってくれる。

「おもちゃ」やそれに付随する「遊び」に関して、こどもは自分の知らないものでも、興味を持てばチャレンジしてみる好奇心があり、そのチャレンジ精神は、世代が変わるごとに減っているのではないか。
そのことから、世代を通して遊んでもらうには、チャレンジ精神・好奇心のあるこどもに合わせておもちゃを考えるのではなく、現代の新しい遊びに適応するのが難しい層である祖父母に合わせて「おもちゃ」を考えることで、世代を通して分かりやすく、歩み寄りやすい「おもちゃ」ができるのではないか。
このように考察した結果、祖父母でも理解がしやすい「歴史のある文化的なおもちゃ」 = 「世代を超えたおもちゃ」である。と結論付けました。

では、「ん?」をスッキリと解消できたところで本筋に戻りたいと思います。

#6 「ルール」を「条件」に置き換える

【 #5 おもちゃを考える「ルール」 】でやっていることとあまり変わらないですが、ここではルールをもう少し簡略的な言葉でまとめ、さらに【 #2 「おみやげ」を考えるときの決まりごと 】で決めた内容も加えて条件化していきます。

「ルール」 + 「決まりごと」 → 「条件」

(1) 「市販のおもちゃと被るのはNG」 → 「アレンジしやすい」
(2) 「壊れやすくないもの、また危険ではないもの」 → 「壊れやすい・危険」
(3) 「世代を超えて一緒に遊べるもの」 → 「文化的な歴史のあるおもちゃ」
(4) 「集めたり、持ち寄ったりして遊べるもの」 → 「複数人で遊べる」
(5) 「遊ぶ場所を選ばず、家でも学校でも外でも遊べるもの」 → 「場所を選ばない」
(6) 「いくつかの機能を持つもの」 → 「多機能」
(7) 「レーザーカッターを利用して制作できる」

具体的なアイデアを考えていくフェーズでは、この7つの条件に当てはまるおもちゃを考案します。
ルールや決まり事を条件に置き換えることで、達成できているか否かの判断がつきやすくなりました。

#7 具体案

具体案として複数のアイデアができましたが、「くみキット」のベースとなった「組み木 × 神経衰弱」アイデアを紹介します。
はじめは、「外す」「入れ替える」「はめる」、というパズルのアクションからヒントを得て、組み木にたどり着きました。

組み木は、組み合わせてひとつの絵柄になったり、セットになったりするおもちゃで、置物(飾り)としても使えます。
ちょこっと検索してみるだけでも分かりますが、組み木は利用される木材の種類や、組み木全体の大きさ、パーツの大きさ、厚さ等がモノによってまったく異なります。
なので、自分たちのオリジナリティを取り入れやすいおもちゃだと考えました。

「組み木 × 神経衰弱」

  • 2ピースで1組の、全体がこぶしサイズの組み木
  • 絵柄の種類は、ワークショップが年末に行われるため、お正月にちなんで「干支」にする。計12種類
  • いくつかの組み木を持ち寄り、組み合わさっているピースをすべて外し、裏返しにすることで「神経衰弱」ゲームができる
  • 「広い世代が触れる」「人と人の交流のきっかけとなる」ことを考え、手触りがよく温かみのある、“木”を素材にする
  • こども1人につき1組をおみやげとして渡す

という感じで、ベースのアイデアを作成。ちなみに原案はコレです。

くみキット原案

このおもちゃが【 #6 「ルール」を「条件」に置き換える 】で定まった条件をクリアできそうかを判断します。

条件に当てはめて考える

[ アレンジしやすい ]
形、絵柄、素材、大きさ、重さなど、全体的な自由度がとても高い。
自分たちなりのアレンジやオリジナリティを組み込みやすい。

[ 壊れやすい・危険 ]
基本的には木を素材とする、飾ることを想定してある程度おもちゃに厚みを出す。
素材や厚みを検討することにより、丈夫で軽いものを作ることが可能。

[ 文化的な歴史のあるおもちゃ ]
玄関や棚上などに置く置物(飾り)としても使われている、日本の文化的なおもちゃである「組み木」がベース。

[ 複数人で遊べる ]
人数に制限はなく、持ち寄った数が多ければ多いほどみんなで遊ぶことができる。

[ 場所を選ばない ]
持ち運びやすいサイズ・素材にすることで、家でも学校でも、屋外でも遊ぶことができる。

[ 多機能 ]
「組み木遊び」 「神経衰弱」 「種類集め」 「交換っこ」 「飾る」 「コースター」

[ レーザーカッターを利用して制作できる ]
できる

条件はクリアできているようです。
ただし、当たり前ではありますが、ワークショップは事前に日程が決まっているものなので、当日までにこどもたちに渡せるようになっていないといけません。
掲げている条件以外にも、時間制限や作成する際のスキルなども考慮してアイデアを考える必要がありました。

問題点

  • Illustratorで(カンタンな)イラストを作成できるスキルが必要とされる
  • 組み木は基本的に厚みがある木で作成されているが、レーザーカッターでは切れる板の厚みに限度がある

スキル面での問題と、利用する機材の制限での問題、大きく2つがあがりました。
これらの問題を、先述したように時間やスキルなども考慮してクリアすることができるか、グループディスカッションを通じて検討します。

#8 グループディスカッション

グループディスカッションには、「組み木 × 神経衰弱」と、他にいくつかのアイデアを持っていきましたが、結果として「組み木」が選ばれました。

しかし、【 #7 具体案 】で書いたとおり、制作においての問題点が浮上しています。
その問題を解決する方法を検討した結果、以下の解決策が上がりました。

問題の解決

問題1:Illustratorで(カンタンな)イラストを作成できるスキルが必要とされる

この問題の解決策として、「イラストを描ける人が頑張る」とか「フリー素材を利用する」などはNGです。
誰かひとりのタスク量が異常だったり、フリー素材などのすでに完成しているものに頼るのは、おみやげが完成した時の達成感が減ってしまう可能性があるから。
この問題の解決策は、「みんなでIllustratorのやり方を学習しながら(プチ勉強会などを開いて)、イラストを作成してみる」となりました。

この解決策は、

  • できるできないを基準としていない
  • 普段Illustratorを使わないような職種の人も、Illustratorに触れてみれる機会ができる

このような良いところがあり、優れた糸口が見つかったと思います。

問題2:組み木は基本的に厚みのある木で作成されているが、レーザーカッターでは切れる板の厚みに限度がある

レーザーカッターで切れる木の厚さは、レーザーカッターの機種や種類によって異なりますが、最大でも9mmほどです。
さらに組み合わせる機能を持たせるため、ただ木を切り出すだけではなく、形状や厚みにはカンタンな計算が必要になります。それに合わせて飾る機能を持つには、おもちゃが自立できる程度の厚さが必要です。
と、いろいろな条件がありますが、以下のような方法で解決しました。

組みキットの仕組み

ブラッシュアップ

「コースター」としての役割

どうすればもっと良くなるか、チームメンバーでブラッシュアップをしている時に、「コースター」にすることができるのでは、という意見が上がりました。
コースターとして使用することが可能であれば、遊ばない時も「飾る」以外に「普段使いする」という、日常で利用してもらえる可能性が増えました。コースターにするにあたり、大きさや厚みの再検討が必要となったので、以下の調整を行いました。

厚み:現段階の厚みで挑戦
大きさ:アイデア段階で「全体がこぶしサイズの組み木」となっていたが、「マグカップを安定して置ける大きさ」に変更

形の検討

組み合わせることができて、遊ぶことができて、集めたり交換することができて、飾ることができて、さらにコースターにすることができる。
そんな多機能性を持ち合わせるおもちゃに適する形をチームメンバーで揉んで、具体的に以下の条件を満たした現在の形に決まりました。

  • こどもが利用することを考え、組み合わせる仕組みは簡単な構造であること
  • ケガをしないように、基本的には角に丸みを付けた形にすること
  • 軽い衝撃で壊れないように、できる範囲で厚みを持たせること
  • 「持ち運ぶ」ことを想定して、重ねやすい、持ちやすいサイズ・重さにすること
  • 「飾れる」を考えて、どこかの面が必ず並行であること
  • 「コースター」としても利用できるように、マグカップを安定して置ける大きさであること

グループディスカッションを行ったことで、想定されていた問題に対しての解決策ができ、さらに新しい機能が生まれ、具体的な形の検討までを行うことができました。自分も含めて、チームメンバーの頭の中である程度「おもちゃのおみやげ」イメージが付いたと思います。
ここから先は、形のスケッチを起こし、制作に必要な材料を揃え、チームでIllustratorを学習しながらイラストを描いてみる、という手を動かす作業が始まります。

#9 グループディスカッションを踏まえて

アイデアの想起からグループディカッションを踏まえて、具体的にどんな「おもちゃのおみやげ」になったのかをまとめました。

機能

「組み木遊び」 「神経衰弱」 「種類集め」 「交換っこ」 「飾る」 「コースター」

形状・見た目

  • 組み合わせる仕組みは簡単な構造にする
  • ケガ防止の為、基本的には角に丸みを付けた形にする
  • できる範囲で厚みを持たせ、壊れにくい工夫をする
  • 持ち運びやすいように、重ねやすい、持ちやすいサイズ・重さにする
  • 飾ることができるようにどこかの面が必ず並行になるようにする
  • マグカップを安定して置ける大きさにする
  • 絵柄はお正月にちなんで干支にする

制作手段

  • イラスト作成は「Illustrator」を利用
  • 利用する木材は「シナ合板」
  • 木の切り出し・焼き込みはレーザーカッターを利用
  • 木を重ねて厚みを出すためにボンドで接着

次回チャレンジしたいこと

  • ニス塗り
    → コースターにできることを考え、防水にしたい

#10 利用されるシーンのイメージ図

こんな雰囲気で遊んで欲しいなぁ、と「くみキット」を作っているときにずっと頭の中にあったイメージ図をせっかくなのでイラストに起こしてみました。
ひとつのテーブルを囲んで、世代関係なくみんなで話す・遊ぶ・交流する、そのきっかけのほんの少しを「くみキット」が担ってくれると、とてもうれしいです。

イメージ図

#11 「くみキット」の完成!

ながーいフローを得て、「くみキット」はこのような形で完成することができました。
まだまだ完成したばかりで、これからいっぱいのブラッシュアップがあるかと思いますが、どんどん磨いてよいものにしていきたいと思います。

記事の中で何度も触れていますが、「くみキット」が持つ機能はとても多く、現段階でも明確に6個ほど上がっています。でも、「くみキット」でできることはきっとこれ以上にあるはずだと思うんです。
発想力が無限大であるこどもたちの手にかかれば、いまある機能を掛け合わせたり、まったく違う視点から新しい機能を生み出したりして、きっと新しい可能性を見つけてくれるに違いないと考えています。

現在は、いくつか作成したプロトタイプをワークショップ当日に会場へ持っていき、こどもたちに実際に触ってもらう機会を作っています。そこで、こどもたちは「くみキット」にどのように触れて、どのように遊ぶのかを観察しています。
大きさや厚さは本当に正しいか、使い方が分かりづらかったりしないか、「みんなで遊ぶ」がちゃんとできるおもちゃなのか、「くみキット」をよりよいものに改善していくために、こどもたちから学ばせてもらっています。

そして、新しい形の「くみキット」も、すでにアイデアが出始めています。これからの成長が楽しみでたまりません!
「くみキット」に触れる機会があった際にはぜひ、触れてみて、遊んでみてください。きっと、何かの「きっかけ」を生み出してくれると思います。

「くみキット」完成!