2016.08.02

  • 人×技術

集まれ かわいい動物

「見るだけで作業効率 4 割向上」

見るだけというより、聞くだけで心が懐疑的になる言だが、
まずは以下の研究結果を確認いただきたい。

PLOS ONE: The Power of Kawaii

かわいい (動物で集中力) はつくれる。

これはデスクトップに介入する動物の有用性を示すと共に、
この机上を賑わしているぬいぐるみが単なる道楽ではないことを意味する。

一方で、かわいい動物を視界に入れない環境は、
作業効率の伸び代を 4 割放棄していることと同義であり、
業務上改善すべき重要な問題ともいえる。

故に、今回は作業効率の向上を目的とした、かわいい動物の介入余地を検討する。

「かわいい動物」の検索結果や数多のかわいい動物 bot が溢れる昨今、
対象の視覚情報を得ることは極めて容易である。
注力すべき課題はそれをどのようにして消化するか、この一点に尽きる。

例えば、壁紙にかわいい動物を招待してみる。
多くの方々が実践している定番の活用方法だが、これでは十分な作業領域が確保できない。
作業効率を上げるために作業領域を縮めるのでは、本末転倒極まる。

では、作業ウインドウを透過してみてはどうか。
作業領域はそのままに、透けたウインドウの奥には動物のかわいい姿が期待できる。
が、試みたところ、霞むことでかわいい成分は薄れ、デザイン工程においては支障をきたすことを確認した。

暗礁に乗り上げた。

思考逆転。作業ウインドウを奥に、かわいい動物を手前に配置してみる。
具体的には OS のデスクトップ最前面に透過レイヤーを貼り、そこにかわいい動物が集うプログラムを作る。

 

 

できた。

 

画像検索由来のかわいい動物が集まり続けるため、
集中力の源である「かわいい」が途切れる心配はない。
心配するべきは、この光景を側から見られた際の己自身だろう。

この記事を書いた人 :
4009運営チーム

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